ブルーベリーを摘果
ブルーベリーは摘果するとどうなるのか?実が大きくなるのか?それとも収穫量がアップするのか?気になったので自分で実験してみました。この実験は2018年の6月20日に摘果しました。収穫は2018年7月8日に枝ごと果実を収穫しました。結論から言うと、摘果により大きな変化がありました。このページは2021年12月11日よりへGoodGDNブルーベリーの摘果実験とその結果 Blueberry thinning study of personal experience 移転しました。ブックマークの変更をお願いいたします。
摘果 Thinning berries
ブルーベリーを次のように摘果しました。
無摘果(無摘粒)
無摘果 ブルーベリーの摘果実験
影響が出にくいように無摘果(無摘粒)のグループは良い状態の枝と房を選びました。
25%摘果(摘粒)
25%摘果(摘粒) ブルーベリーの摘果実験
25% fruit thinning
25%摘果(摘粒)前 ブルーベリーの摘果実験
before thinning
50%摘果(摘粒)
摘果(摘粒)の割合が50%になるよう小さい順に半分ほどの実を摘みました。
50%摘果(摘粒)
50% fruit thinning
50%摘果(摘粒)前
before thinning
50%摘果(摘粒)
50% fruit thinning
50%摘果前(摘粒前)
before thinning
50%摘果(摘粒)
50% fruit thinning
50%摘果前(摘粒前)
before thinning
収獲 Hervest
18日後、ブルーベリーの実を収穫しました。
After 18 days berries are ripen. I croped them.
Blueberry crops 0% thining berries
Blueberry crops 25% thining berries
Blueberry crops 50% thining berries
50%摘果枝は状態が悪く比較対象としてはイマイチでした。
結果 Results
ブルーベリーの枝によって結実数がさまざまでしたのでベリーの写真を撮って数を比較しました。その結果、25%摘果した枝が最も熟したベリーの数が多く、完熟したベリーと緑のベリーの比率は2.33:1となりました。次に50%摘果した枝では熟したベリーと緑の未熟なベリーの比率は1:1となりました。摘果しなかった枝は1:0.45という比率になり熟す比率に大きな差が出ました。同じ現象はスージーブルー(Suziblue)だけでなくブライトウェル(Brightwell)でも見られました。
考察 Discussing
今回は量的質的な比較としてはボリューム不足ではありましたが、ブライトウェルを観察した結果も合わせると無摘果の場合、ベリーの数は多くても、熟すスピードは遅くなる傾向があり、摘果量が4分の1になると一度に熟したベリーの量が多くなりました。50%は枝の健康状態が悪かったので正しい実験結果は得られなかったと思います。しかし50%摘果で言えることは確実に収穫量が低下するだろうということです。
収穫量については枝を切ってしまったため比較することができません。しかし初回の収穫量においては摘果量が25%のベリーが最も量的に多いといえました。総収量は無摘果のほうが多いと考えられ、質より量を必要とする加工用では無摘果が最も適していると思われます。
果実のサイズの比較についてはスージーブルーが調子を崩しているため、アバウトな外観からの推測しかできませんでした。見た感じ25%摘果した枝が50%摘果や無摘果の枝よりも大きな粒が多かったように思います。