マキタ充電式レシプロソーJR144DRF(DZ)のレビュー
台風で果樹や雑木が倒れてしまい、その木を捨てやすいサイズに切るためにマキタのレシプロソーJR144DRF(DZ)を買いました。この電動ノコギリは充電式で14.4vのバッテリーで動きます。結論から言うと、気の短い人にはおすすめできませんが、気の長い人にはおすすめできるノコギリです。
このページは2012年12月9日より新ブログ GoodGDN マキタ レシプロソーJR144DRF(DZ)を果樹の剪定に使ってみた感想!へ移転しました。リンクの変更をお願いいたします。
目次
開封の儀!
マキタのレシプロソーJR144DRFが到着しましたので箱を開けて中身を確かめてみました。地元には10.8vのJR104DZしかなかったので、通販で買うしかレシプロソーを手に入れる方法がありませんでした。
マキタ レシプロソーJR144DRF ケース
ケース付きにしましたので、大きな箱が届きました。秋冬しか庭木や果樹を剪定しないので、ケースがあったほうが管理が容易と判断しました。
マキタ レシプロソーJR144DRF 本体と充電器DC18RF
充電器はDC18RFといって最新型の充電器です。充電器といってもスマホの充電と同じと思ってはいけませんよ!全然次元が違います。充電池は14.4vの3.0Ah(純正品)です。
こちらは10.8vの格安モデルです。14.4v、18vの3つの中でも低い電圧で一番ユーザーが多いです。
マキタ純正充電器DC18RF
ではこのマキタ純正の充電器DV18RFを使ってバッテリーを充電してみました。
この充電器の特徴はUSBポートが1個付いており、そこで別の物を同時に充電することができます。キコリをする前にスマホを充電しておくといった機能です。私の場合、充電式ヘッドライト(倉庫探索用)を充電してみました(笑)見事に明るさが回復しました。
この充電器、説明書を見てもランプの意味が本当にわかりませんでした。論理的に説明されていなかったです。私もよくやりますが、他人が見ると意味がわからない説明になっていました。単純に青い(緑の)ランプが点灯して静かになったら充電完了です。この充電器を見たら、まるでLEDが各行ごとに何個も取り付けてあって、上の段でそれぞれランプが点灯すると思うじゃないですか。でもこの充電器には赤と緑のランプが下部にそれぞれ1個ずつだけ取り付けられており、上の図は単なる説明の図に過ぎなかったのです。要するにランプの周囲に点々が付いてるアイコンは、点滅を意味していて、ただの丸い印は常時点灯を意味しています。そして灰色の丸はランプが消灯していることを意味していました。つまり、充電不可の場合、赤と緑のランプが同時に点滅するという意味が本体に描かれているのです。
DC18RF マキタ 充電器 純正品
この充電器の特徴はUSBポートが1個付いており、そこで別の物を同時に充電することができます。キコリをする前にスマホを充電しておくといった機能です。私の場合、充電式ヘッドライト(倉庫探索用)を充電してみました(笑)見事に明るさが回復しました。
この充電器、説明書を見てもランプの意味が本当にわかりませんでした。論理的に説明されていなかったです。私もよくやりますが、他人が見ると意味がわからない説明になっていました。単純に青い(緑の)ランプが点灯して静かになったら充電完了です。この充電器を見たら、まるでLEDが各行ごとに何個も取り付けてあって、上の段でそれぞれランプが点灯すると思うじゃないですか。でもこの充電器には赤と緑のランプが下部にそれぞれ1個ずつだけ取り付けられており、上の図は単なる説明の図に過ぎなかったのです。要するにランプの周囲に点々が付いてるアイコンは、点滅を意味していて、ただの丸い印は常時点灯を意味しています。そして灰色の丸はランプが消灯していることを意味していました。つまり、充電不可の場合、赤と緑のランプが同時に点滅するという意味が本体に描かれているのです。
再生されない場合は動画のURL: https://www.youtube.com/watch?v=6b1wgmCwlYs
マキタ純正充電器DC18RF(動画1)
動画を撮影してみました。結構音が大きくて、玄関とか誰もいない場所で充電することをおすすめしたいです。
再生されない場合は動画のURL: https://www.youtube.com/watch?v=S3sD_WFaSls
マキタ純正充電器DC18RFの駆動音(動画2)
騒音の程度がわかるように動画を撮影しました。 急速充電器にはもう一つ旧モデルもあるようです。旧モデルの型番はDC18RCです。
組み立て方
マキタ レシプロソー本体、JR144DWと付属の刃(解体用)とレシプロソー替え刃(枝切り用)
組み立て方 マキタ レシプロソーJW144DZ
説明書を見なくてもできるようになってますが、一応、刃の取り付け口の丸い穴に六角レンチをはめてぐるぐる回してネジを少し緩めます。完全に緩めないように気を付けましょう!そして刃を差し込んで、ネジを強く締めます。ネジを締めるのは、指の筋肉と圧力が無いとなかなかできませんので、手の力が弱い人には電動ノコギリ自体がおすすめできないかもしれません。なぜならこの取り付け作業は、この後何度もする事になるからです。結構スポスポ刃が抜けてしまいますので私は3時間ほどの作業の合間に10回くらいやりました(汗)だから気の短い人にはおすすめできません。
組み立て方 マキタ レシプロソーJR144DZ
別の角度から撮影してみました。ネジが緩むとでてきます。ここまでネジを外す必要はありません。
組み立て方 マキタ レシプロソーJR144DZ 刃の取り付け方
替え刃を取り付け、ネジをしっかりと締めて組み立てます。
替え刃は210mmのZレシプロソーを別途買いました。
使ってみた!
百聞は一見に如かず!さっそく畑に行って倒木を切ってきました!
再生されない場合は動画のURL: https://www.youtube.com/embed/qcuf6eRUb44
マキタ レシプロソー JR144DZ(DRF)を使ってみた(動画)
「ブイーン!」
これは私(一応、女性)が実際に木を切っている動画です(笑)
祝初出演(*'▽')
結構騒音が激しいです。草刈り機よりはマシです。長時間使う場合は防音ヘッドフォンをしたほうが耳の保護にはよいでしょう。ここで気を付けたいポイントがいくつか判明いたしました。それは首から上に持病がある人は振動が骨や神経にも伝わるので弱っている人の健康にこのレシプロソーはよくないと思います。共振すると顎(あご)や歯茎にも響いてしまい、歯周病とか歯茎などの具合の悪い人は顎に電気が走るかもしれません!正しく使っていたらそのような事はたまにしかありませんが、共振といって身体も一緒に震えてしまうと結構体に来ますので気を付けたほうがよいでしょう。
この共振という現象は身体に振動が伝わるだけでなく、木も一緒に震えてしまい、替え刃が何度も外れてしまいます。この現象はレシプロソーで一番の欠点であるといえましょう。作業の合間に何度も刃を取り付けることになるのですから、刃が外れるたびに集中が切れてしまいます。人によっては手ノコが速いという人もいらっしゃるようですがそれは筋力がある人の台詞です。
生木はゼットソーの剪定用で普通に切れましたし、ゼットソーの刃はしっかり研がれていましたので家庭での使用なら数年持つでしょう。
ただし、ほぼ木質化した硬い木はゼットソーの剪定用では切りづらかったです。乾燥した木は木工用のほうが向いてるのかな?と思いました。
付属の3.0Ahの14.4vのバッテリーですが、私が自宅の果樹園で使う範囲では電池切れということはなく、十分余裕がありました。
マキタレシプロソー JR144DZで剪定後の倒木
作業後の木の一部の写真を撮りました。レシプロソー以外に剪定鋏を使って細い枝を切ってまとめました。
作業を行った後、果樹の枇杷の剪定もこのレシプロソーで行いました。肩が凝りましたが手ノコより楽でした。
5cm程度の枝ならこのレシプロソーで十分対応できました。ただし、20cmとか、そういう太い木はまだ切ってませんが、電動モーターに負担がかかるのは目に見えています。1度だけ丸太を切る程度ならこのレシプロソーでも耐えられるかもしれませんが、何度も丸太を切るとなると、それはどうかな~と思います。
しかし何度も刃が抜けるので~そこがよくなかったです。でも悪い使い方をして刃が抜けたほうが本体へのダメージが少なくなるというのは理解できます。
ケースを入れて3万円くらいしたので15年は壊れずに保ってほしいと願います!この14.4vのレシプロソーのランニングコストは、フルセットで買った私の場合、毎年新しいノコギリの替え刃を交換し直すのと似たような費用がかかる計算になりました。どうしても安く済ませたい場合は10.8vのほうがいいでしょう。コスパは断然手ノコ(※手動式ノコギリ)のほうが良いです。
今回使用したモデルはJR144DRFです。 JR144DZに対応しているバッテリーの型番はBL1430Bです。火災などの危険を考えると純正品のほうがよいでしょう。バッテリーだけでも9千円はします。本体が1万3千円台、ケースが3千円台、充電器が6千円ほどです。バラで買うか、セットで買うか、どちらが安いかというと、同じくらいになるかもしれません。
このマキタのレシプロソーをおすすめするかというと、最初でも言ったように、作業中に何度も刃が外れるので短気で怒りっぽい人にはおすすめできません。家具の解体やツーバイフォーやなどの整った木を切るだけの木工作業なら刃は取れにくいと思いますが剪定作業ではさまざまな状態の枝を切るので替え刃が取れやすいです。疲労度についてですが、明らかに手ノコより疲れにくかったです。あと蔓(つる)性の植物や1mにも満たない木はノコギリの性質上、切れませんので剪定鋏を使うことになります。いかにして共振を防ぐかがうまく使えるコツだと思います。